たこ酢のタコス

タコ壺をタン壺代わりに。 掃き溜めでタコスミパスタを。言いたいことを吐き出す甘酸っぱくてスパイシーなブログ

【映画】ボヘミアン・ラプソディはとりあえず見るべき。クイーン知らない「にわか」が一番楽しめるから

えーーお。

えーーお。

 

りーろれろりろれろりろ

りーろれろりろれろりろ

 

えーーーーーーーーーーーーーーおっ

 

 

エェェェーーーーーーーーーーーーーーーーオッ!!!!!

 

ボヘミアン・ラプソディ

年末に見に行ってきました。ボヘミアンラプソディ。

 

QUEENはフレディ・マーキュリーの半生を描いたこの作品。

もう公開当初からずっと行きたかったんだけど、行けず行けずで年の瀬に。

はじめに言っておくね。

僕はクイーンと言えばめちゃイケのCMってぐらいのにわか。

布袋と言えばスリルくらいのにわか。

めちゃイケのクイーンでしかなくて、「スリルって江頭の曲でしょ?」って堂々と言えちゃうくらいのにわか。

 

ひじきとか、高野豆腐とか、ピザの耳とかそのレベル。

食えるけどさ、みたいな。

好きでも嫌いでもないけど、でもまあ告白されたら付き合うけどね、みたいな。

 

そんな僕にクイーンサイドから熱烈にアプローチしてくるわけ。

「映画史に残るラスト21分」とか、「感動の大喝采」とか、しまいには「俺にはもう時間がない」とかフレディが言ってくるわけ。

悟ったよね、僕は。

このままだと平成に忘れ物してくる、と。

公開終了の翌日から、死ぬまで後悔する、と。

 

もう大晦日にも関わらず、Don't Stop me nowで。

世間は師走を走り抜けて、ゴールの感動に浸っているのに、僕はまだいけるって思ってしまった。区間記録22年ぶりに更新しちゃった。

 

でもね、行ってよかった。忘れ物取りに行ってよかった。

ほんっとキラークイーン。罪な男たち。

 

にわかが一番楽しめます

なにが凄いってね、まずね、似てんの。

漫画原作とか実写化とかと一緒でさ、本人のイメージだったり、声色が自分の中で出来ちゃってるから、似てないと一気に興ざめするじゃん?

違和感持ったまま2時間も見てられないじゃん。

孤独のグルメを遠藤憲一がやってても無理じゃん。いや世間ではなんか一緒くたにされてるけど、実際似てなくね?みたいな。

寅さんをカズレーザーってくらい衝撃の采配じゃないと耐えられないわけ。

 

でもそこを見事にクリアしちゃってる。

クイーンのメンバーなんて、フレディとブライアンメイしか知らなかったけど、そこがもう似てんの。目の下にほくろがあるのがカナちゃんで、赤い鼻がデールってくらい似てんの。

まあ若い時のフレディはどちらかと言えばイワンコフだったけど。ヴァターシしてたけど。

でも髪切ったらしっかりフレディ。ピープリー・ルル。

 

 

 

クイーンなんて誰もが知ってるバンドだから、フレディなんて苦悩無くして、じゃないけど、どっか神格化してたりするじゃん。

でもそうじゃなくて、笑うし、泣くし、悩むし、人間なの。

しっかりイメージ通りのフレディが画面の中で綻び、悶え、乗り越えていくわけ。

「あー似てるー」から、自然に感情移入していくのよ。

正直、それだけであっという間に過ぎてく、時間が。

 

 

それを支える楽曲も素晴らしくて、なにより演出がね、素敵。

ノリノリのフレディはもう無敵で、アイデアが山の様に出てくる。

そこにメンバー達も乗っかってきて、作り上げていく過程なんて、正にトロスト区奪還作戦。

エレン巨人化できるってよって。岩持ち上げて、あそこ塞いじゃいなよって。トントン拍子。

 

でもフレディってウルトラマンみたいなとこあるから、3分で電池切れちゃうみたいなとこあるから、病み期も凄いの。

だけどそんなときでも、他のメンバーが主体的になって曲を作っていく。それに乗せられてフレディが元気になる。

人間のフレディ。ワンマンチームだと思っていたのに、全員が主役。

気持ちいい裏切り方してくれる。

 

 

肝心のストーリーはね。ぜひとも映画館でだよね。

とりあえず言えるのは、

ポール許すまじ、マイアミビーチ最高。

 

 

結局何が言いたいかってーと、ベン・ハーディーがまじかっけぇ。

 

 

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 にわかが一番楽しめるから。行っておいで。